最近、急に朝夕が冷え込んできましたね~
この夏初めて、中国洞窟魚の夏季ストックを経験したのですが、
色々なことが分かってきましたので、お知らせします!!
中国南西部の洞窟地帯に生息しており、ある程度温暖な気候の
エリアであるため、高温に強いということは知られていました.
今年の夏も当ストック場の温度が徐々に上昇し、8月上旬には平均28℃超
となりました. この頃からですが、少しずつ餌食いが悪くなり、痩せ始めて
きました. 1週間程様子をみて、改善がなかったため、水槽用クーラーを
設置して25℃に・・・すると2~3日で、エサへの反応も戻りました!!
このことから、洞窟魚の耐水温上限は27℃前後かなということが分かりました.
それ以来、少しずつ温度を下げて、現在23℃でストックしています.
すると、また新たな変化が見られました!!
以前よりオスかなと思っていた体高の低い方のお腹に生殖腺のような
黒いものが透けて見えるようになり、メスらしい体高の高い個体を追尾する
様子が観察されるようになりました.
おそらく、この体型の違いが雌雄差であることは間違いなく、温度変化が
繁殖行動を誘発したのではないかと考えています.
謎の多い中国洞窟魚ですが、水槽内で繁殖できれば、面白いでしょうね~