毎年チャレンジしておりますが、なかなか実現しません.
今回のクロス遠征も目的は赤いスポットの淡水フグでした・・・・
また次回、チャレンジします☆
今回も、クロスリバー産の初入荷の魚が届いています~!!
●プロカトーパスsp クロスリバー 3-4cm クロスリバー産
↑アベランスを派手にしたような魚です.特に各ヒレのオレンジ色が際立って美しいです.
最近、未記載種としてクロス産の個体群がヨーロッパで流通している記事をみたことが
ありますが、それと同一でしょうか・・・・
今のところ詳細不明です.
●バルブスsp クロスリバー 4-5cm クロスリバー産
↑一見、クリッパーバルブのようにも見えますが、ニジェール水系から入ってくるものとは
全体的に色合いが異なります.
●クロスリバーゴビー 4-5cm クロスリバー産
↑純淡水産のゴビーです.この産地からのゴビーは初めてです!!
砂に潜って顔だけを出している様子も見られます.
●クロスリバーテトラ Alestopetersius smykalai or Var 3-5cm クロスリバー産
↑人気のクロスリバーテトラですが、よくお問合せをいただく内容についてお答えします!!
この魚ですが現在、クロスリバーテトラ、ブルーダイヤモンドテトラ、サファイヤコンゴテトラなどの複数の
呼び名で流通していると思います.観賞魚の多くは和名が決まっているわけでなく、流通名で販売されて
おりますので、入荷ルートによって、または販売店により名前が異なるのは一般的なことです.
私たちの考えでは、Phenacogrammus ansorgii をサファイヤコンゴとし、A.smykalaiをブルーダイヤモンド
としています.
混乱が起きたのは何年前でしょうか??クロスリバーテトラを初めて輸入した時のことです.
初便はアフリカ淡水ニシンの混じりで少量入荷したものでした.
A.smykalaiは文献上、ニジェール川に分布しているとされていますので、クロス川から入荷したsmykalaiに
酷似したテトラを別種として「クロスリバーテトラ」として販売しました.
そのときは雑誌などにも掲載され、専門家の方からもsmykalaiとは別種であるという報告を頂きました.
その後、現地へクロスリバーテトラの採集を依頼し、2便目以降はクロスリバーテトラ単独での輸入販売が実現
したのですが、2便目以降はsmykalaiとクロスリバーテトラが混じっているという指摘を受けました.
ただ、専門の知識がなければ、この2種を区別することは非常に困難であり、現状ではクロス産のものを
全てクロスリバーテトラとして、ニジェール産のものをブルーダイヤモンドとして区別して販売しております.
※注意 当方の販売名における区別です.
確実なことは、クロス川にもA.smikalaiまたはその亜種が存在していることです.
アフリカの淡水魚はまだまだ未開拓な種類があり、その調査も進んでいないのが現状です.
新しい魚を流通させることで、研究や分類学のお役に立てればと思っております☆